プログラミング経験ゼロの幡谷(代表取締役)が、
AIを使って「経営羅針盤」という経営状況管理システムを作りました。
経営羅針盤とは何か
2026年4月。社長の幡谷がひとりで作り上げたシステムがあります。
「経営羅針盤」。

企業理念、経営戦略、ビジネスモデル、組織論、DX、将来ビジョン。アルプスという会社の「すべて」が一枚のシステムに詰まっています。これで誰でもアルプスを経営できると幡谷は言います。
色分けされたセクション、ピラミッド型の図解、クリックで詳細が開く仕組み。
やったことはシンプルでした。幡谷が自分の頭の中にあるイメージをAIに伝えた。それだけです。
「”経営の考え方を全部まとめたい”って言ったら、どんどん形になっていった」
HTMLもCSSもJavaScriptも、幡谷は今でもよくわかっていません。でも「こういう構造にしたい」「こういう見た目にしてほしい」と言えば、AIが形にしてくれる。社長に必要だったのは、プログラミングの知識ではなく、自分の会社をどうしたいかというビジョンだけ。
羅針盤から「動く仕組み」へ
幡谷は経営羅針盤を作りそこから、
羅針盤に書かれた経営方針を、そのまま実行するAIエージェントを自分で作っていきました。
経営羅針盤の「5つの仕事」には、こう書かれています。
- ⑤ 責任を取る仕事 → 社長が担う
- ④ 文脈を扱う仕事 → 社長・役員・士業が担う
- ③ 関係性を築く仕事 → 営業担当が担う
- ② 判断材料を整える仕事 → AIエージェントが担う
- ① 作業する仕事 → 仕組み化・AI化する

つまり、①と②をAIに任せることで、人間は③④⑤に集中する。この設計図が経営羅針盤にある。そして幡谷は、この設計図通りにAIエージェントを配置していきました。
- 秘書室の「田中さくら」が依頼を振り分ける。
- 営業部の「中山忍」が見積・議事録を処理する。
- 経営企画室の「山本太郎」がM&A情報を収集・分析する。
- 財務部がFreee会計のデータから経営ダッシュボードを更新する。
7部門、12名のAIエージェント。全員が経営羅針盤の方針に基づいて動いている。
経営者の頭の中 → 経営羅針盤に構造化 → それを元にAIエージェントを作成 → 会社が動く。
この一気通貫のシステムを、従業員3名の会社の社長がひとりで作った。これが今回伝えたいことのすべてです。
正直な課題
きれいごとだけでは終わりません。
更新し続けられるか。事業が進めば変わるはず。形骸化しないかは、これからの話です。
社員全員の共有知にできるか。 現時点で羅針盤を深く理解しているのは幡谷だけ。組織として使いこなすには、まだ工夫がいります。
AIの出力は必ず検証が必要。 有価証券報告書の数字もAIエージェントの出力も、最終チェックは人間の仕事。ここは変わりません。
それでも、これは大きな一歩

非エンジニアの工具卸の社長が、自分の経営哲学を構造化し、それを元に動くAIエージェント組織を作り、会社の仕組みにした。
必要だったのはプログラミングの知識ではなく、「自分の会社をどうしたいか」を自分の言葉で語ること。AIはその言葉を受け取って、形にしてくれました。
私たちは従業員3名、IT人材ゼロの小さな会社です。そんな会社でも、ここまで来ました。


