治具製作を外注する流れ|依頼前に準備する5つの情報

治具を作りたいのに、社内には設計する人も加工する時間も足りない。

そんなときに外注を考えても、「何をどこまで決めてから相談すればよいのか」が分からず、手が止まることがあります。

この記事では、治具製作を当社に頼んだ場合の流れと、相談の前にそろえておくと話が早い5つの情報をまとめました。

先に結論

相談図面づくり
お見積り
加工先の
選定
加工検品出荷
  • 当社にご依頼いただいた場合、上の6つの段階で進みます。
  • 治具そのものの図面は、無くても相談を始められます。先に整理しておきたいのは「どの作業の、何に困っているか」です。
  • 費用と納期が変わりやすいのは、図面を確認した後の変更、精度の指定、熱処理や表面処理の有無の3つです。

この記事を書いている会社

有限会社アルプス(東京都荒川区)は、1993年に自動車用の特殊工具の設計・開発から始まった会社です。

図面起こし・検品
当社が行います。
加工
国内(新潟三条が中心)と中国・上海の協力工場が受け持ちます。
窓口
ご相談から出荷まで、当社ひとつです。

治具製作を外注する流れ(6つの段階)

当社にご依頼いただいた場合の流れです。

  1. 01

    ご相談・ヒアリング

    いまの作業で困っていること、治具でどうしたいかを伺います。

    お客様:状況を伝える

  2. 02

    図面づくりとお見積り

    伺った内容をもとに、当社が図面に起こします。お客様には図面をご確認いただき、直したい点をお知らせいただきます。

    お客様:図面を確認する

  3. 03

    加工先の選定

    協力工場の中から、その治具に合う加工先を当社が選びます。工場ごとに得意と不得意があり、選び方で金額と納期が変わるためです。

  4. 04

    加工

    選んだ加工先で製作します。切削のあとに熱処理や表面処理が続く場合も、工程ごとの手配は当社がまとめて行います。

  5. 05

    検品

    出荷の前に、当社のスタッフが製品を検品します。

  6. 06

    梱包・出荷

    ご希望の梱包の形に合わせて箱詰めし、出荷します。

お客様に動いていただくのは、1で状況を伝えることと、2で図面を確認することの2つです。

お見積りの回答

図面と数量がそろってから、原則5営業日以内に回答しています。

依頼前に準備する5つの情報

すべてがそろっていなくても相談はできます。

ただ、次の5つが分かっていると、図面づくりとお見積りが早く進みます。

  • 対象の部品の図面

    治具に載せる部品の図面をご用意ください。

  • 治具を使う作業と困りごと

    加工・溶接・組立・検査のどの作業で使うのか。位置がずれる、段取りに時間がかかるなど、いまの困りごともお伝えください。

  • 作る数と使う頻度

    治具を何台作るのか、その治具でどのくらいの頻度で作業するのか。

  • 取り付ける設備と作業場所

    加工用であれば機械の種類やテーブルの大きさ、組立用であれば作業台の広さなどです。

  • 必要な精度と希望の納期

    どの寸法をどこまでそろえたいのか、いつまでに使い始めたいのか。

治具の図面が無いときの頼み方

対象の部品の図面はあっても、治具そのものの図面は無い。治具のご相談は、この状態から始まることがよくあります。

当社では、治具の図面が無い段階からご相談を承っています。

用途や寸法を伺って当社が図面に起こし、その図面をご確認いただいてから加工先に手配します。

あると話が進みやすいもの

  • いまの作業のやり方が分かる写真やメモ
  • 固定したい部分が分かる部品の写真
  • 手書きのスケッチ(きれいに描く必要はありません)

図面の確認には、実際に治具を使う方にも加わっていただくことをおすすめします。

手が入るか、部品を置きやすいかといった使い勝手は、現場の方が一番よく気づくためです。

見積と納期が変わりやすい3つの点

1図面を確認した後の変更

加工が始まってから形を変えると、作り直す部分が出て、費用と納期の両方に響きます。

直したい点は、図面を確認する段階で出し切るのが近道です。

2精度の指定

すべての寸法に厳しい精度を求めると、加工の工程と検査の手間が増えます。

厳しくそろえたい寸法がどこかを図面の確認のときに示していただくと、費用を抑えやすくなります。

3熱処理・表面処理の有無

硬さを出すための熱処理や、さびを防ぐための表面処理が加わると、そのぶん工程が増えます。切削と熱処理を別々の工場が受け持つことも多く、工場をまたぐたびに日数と費用が重なりがちです。

当社は協力工場ごとの得意と不得意を踏まえて加工先を組み合わせ、工程全体をまとめて管理しています。

よくあるご質問

Q1台だけでも頼めますか。

A1個のご注文でも承ります。

Q相談に費用はかかりますか。

Aご相談は無料です。費用がかかり始める段階は、お見積りの際にご案内します。

Q図面や写真はどうやって送ればよいですか。

Aお問い合わせフォームのほか、メール(ask@alps-inc.com)でも受け付けています。

治具の製作は有限会社アルプスにご相談ください

当社は、部品・特殊工具・治具の製作を承っています。
「この作業で使う治具を作りたい」という段階から、ご相談ください。

関連ページ:金属加工について